糸で切る。
フルーツより、フルーツ。
「覚王山フルーツ大福 弁才天」ではフルーツ本来の味を引き立てる白餡と求肥の⻩金比にこだわりました。
市場から直送される季節のフルーツを、素材の味を生かした甘さ控え目の白餡と、高級羽二重粉を使用した上品な求肥で手包みしたフルーツ大福をご堪能下さい。
弁才天 公式サイトより
元祖「萌え断」弁才天の断面美
家庭用の包丁で大福を切ろうとすると、ご想像のとおり潰れてしまいがちです。
弁才天の大福には専用の凧糸が付いており、これを用いて最小限の力で鮮やかにカットすることができます。
この凧糸は細く十分な強度を備え、持ちやすさやカット時の餅の付きにくさで選定されたもので、凧糸1つとってもこだわりが詰まっています。
覚王山 フルーツ大福 弁才天 六本木店のアクセス
弁才天の六本木店は大江戸線、日比谷線「六本木駅」から徒歩3分という都会の中心にあります。
一番近い出口は大江戸線の7番出口で、東京ミッドタウンの目の前です。
わかりづらいですが上の写真の左側に弁才天が写っています。
7番出口は大江戸線側にあるので、日比谷線をご利用の方は一旦大江戸線の改札を目指すとよいでしょう(大江戸線の改札と日比谷線の改札は地下道で繋がっています)。
どの出口から出てもそれほど遠くないので、天気が良ければ7番出口にこだわらずにどの出口から出てもよいと思います。
交差点の大きな道を渡った反対側に渡ります。
手前の短い横断歩道を渡ってすぐ左手側に弁才天があります(エイブルと同じ建物)。
店内の様子
店内には食事するスペースはなく、お持ち帰りのみです。店内はあまり広くはありませんが、4名程度がゆっくり商品を眺めることができます。
店頭には購入できる大福のサンプルが置いてあります。弁才天の商品は様々なフルーツを扱っているので、季節によって販売している商品が変わります。
選ぶのに迷ってしまったら店員さんに質問してみてください。一番人気の商品や、それぞれの特徴を教えてもらえます。
贈答用の化粧箱も用意されています。
1個用、4個用、6個用があり、化粧箱に入れるとより一層高級感が増すのでギフトに最適です。
弁才天のフルーツ大福は要冷蔵
購入時に持ち歩きの時間を尋ねられます。1時間分の保冷剤は無料でいただけます。個人的にはしっかり冷蔵されていたほうがカットした時の断面が美しい気がします。六本木店は朝10時から夜10時まで営業しているので、「映え」を楽しみたい方はできるだけ召し上がる時間に合わせて購入するか保冷剤をしっかりもらうことをおすすめします。ただし欲しかったフルーツ大福が売り切れになってしまう可能性もあるので、事前に注文してお取り置きしてもらうと確実です。
弁才天のフルーツ大福を堪能
今回、私は以下の4つを購入。
・桃
・ピオーネ
・マスクメロン
・温州みかん
1つだけ「大」というシールが貼ってありますが、これは商品の下に貼ってあるシールでした。ピオーネがひっくり返っていたようです。
箱の中にはフルーツ大福をカットするための餅切り糸とカット方法の説明書が入っていました。せっかくなら綺麗にカットしたい・・・緊張してきました。
まずは桃のカットに挑戦。
餅切り糸を下に敷き、上でクロスして引っ張るだけ。
全く力を入れることなくスッと切れました。断面はどうでしょうか?
綺麗に真っ二つに切ることはできましたが餅の形が少しいびつになってしまいました。私が失敗を恐れて思い切りが足りなかったのが原因だと思われます・・・。しっかり冷蔵して、躊躇することなくスッと糸を引くのがコツのようです。
味はもちろん最高の一言。桃の香りと柔らかさと甘さ、そして白餡と求肥とのバランスが絶妙です。
甘くないから、中身が引き立つ。
弁才天の求肥には、高級羽二重粉を100%使用。保存料は一切使っていません。口当たりの柔らかさを保つギリギリまで砂糖を抑え、お米本来が持つ、素朴な後味で仕上げました。主張しない皮にこだわったからこそ、食べた瞬間にフルーツの甘みと瑞々しさが口の中いっぱいに広がるのです。
弁才天 公式サイトより
引き算の美学を究めた、名脇役。
和菓子の世界では主役とも言える餡ですが、フルーツ大福では引き立て役に徹します。白豆の風味は残しつつも僅かに感じる程度に留め、砂糖も最小限に。いい意味で色のない白餡こそが、弁才天が目指した白餡です。決して目立たず、しかし役目はきっちりと。まさに名脇役とも言える餡に仕上げました。
弁才天 公式サイトより
続いてピオーネ。艶やかな深い紫色が特徴的で「黒い真珠」と称されているそうです。巨峰のような固さなので餅切り糸で切る際に他のフルーツよりも少しだけ力を入れます。必要以上に引っ張ってみましたが糸が途切れることなく、かなりの強度だということも確認できました。もしかしたらピオーネは皮つきで崩れないので包丁で切ったほうがすんなりカットできるかもしれません。
シャインマスカット以上にしっかりとした深い味わいが印象的でした。見た目はほとんどピオーネだけですが、それでもやはり白餡と求肥の存在を感じます。
続いてマスクメロン。一級品の静岡クラウンメロンを使用しているそうです。
予想通り全く力を入れることなくスッと切れました。
美しくカットできました。見るだけで甘いのがわかりますね。
流石は果物の王様マスクメロン。白餡との相性もバッチリです。
最後は温州みかん。温州みかんだけ他のフルーツ大福と異なり縦ではなく横方向に切ります。
桃やマスクメロンと同じくらい簡単き切ることができました。断面も美しいです。
今回購入したものの中で私は一番これが好きでした。白餡との相性も抜群だし、マスクメロンや桃よりも甘く感じました。そしてフォークで持ち上がらないくらい大きい!
覚王山 フルーツ大福 弁才天のメニュー
弁才天のフルーツ大福は季節によって販売される商品が変わります。メニューに記載された各商品の説明は下記のとおりです。
◆あまおう(冬~春)
あかい、まるい、おおきい、うまい。芳醇な香りと口いっぱいに広がる濃密な甘さが特徴です。
◆りんご(秋~冬)
シャキッとした食感とさっぱりとした味わいが人気です。季節により様々な産地をお楽しみいただけます。
◆完熟マンゴー(通年)※宮崎県産は夏季限定
女性に大人気のマンゴー。強い甘未と南国を感じさせる食味が唯一無二のフルーツです。
◆紅ほっぺ(冬~春)
程よい酸味と爽やかな甘未が白餡と求肥に良く合います。当店定番のフルーツ大福です。
◆シャインマスカット(夏)
瑞々しい緑の宝石。上品な甘さとフレッシュな香りをご担当ください。
◆ゴールドキウイ(春~夏)
口当たりなめらかな黄金に輝く果肉です。グリーンキウイと比べ、深い甘みを有しています。
◆桃(夏~秋)
ふわっと漂う甘い香りと、とろける様な食感は多くの人を魅了し続けています。
◆キウイ(通年)
爽快な甘酸っぱさが際立つ人気商品です。ビタミンCを豊富に含んだ身体にも美味しいフルーツです。
◆マスクメロン(春~夏)
果物の王様と称されるメロン。その中でも一級品とされる静岡クラウンメロンは夏季限定で登場致します。
◆すいか(夏)
たっぷりの水分とほどよい甘未が楽しめる夏の風物詩。シャリっとした食感もお楽しみください。
◆温州みかん(通年)※各産地にて
果実が丸ごと一つ入った食べ応えのある一品です。太陽のような綺麗な断面も一押しです。
◆白い宝石(冬~春)
佐賀県の手島農園さんで栽培される白いちご。手間をかけて作られる希少な苺です。
◆無花果(夏~秋)
当店で1番人気の無花果大福。甘美な味わいと独特な食感は、多くのお客様から愛されています。
◆梨(秋)
シャリシャリとした食感と水分たっぷりな果実が魅力の爽やかな逸品です。さっぱりとお召し上がり頂けます。
◆完熟パイン(通年)※沖縄県産は夏季限定
たっぷりの果汁と常夏の香り。しっかりとした甘味と酸味が絶妙なハーモニーを演出します。
◆水晶文旦(秋)
程よい酸味と特有の苦味を感じられる大人の味わいです。透き通る様に美しい果実に、旨味が凝縮されています。
◆浜松スタールビー(春~夏)
静岡県浜松産の国産グレープフルーツです。程よい苦味がくせになります。宝石のルビーのように美しい果肉をお楽しみください。
◆柿(秋)
しっとり、ずっしりとした実が求肥に包まれています。程よい甘さと懐かしい味わいで、隠れた人気商品です。
◆ピオーネ(夏)
艶やかな深い紫色は、黒い真珠と称されております。しっかりとした深い味わいと溢れ出る果汁が特徴です。
◆せとか(冬)
高級みかんのせとか。とろけるような舌触りと芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
まとめ
白餡と求肥がフルーツの酸味や甘未をより上品な味に引き立ててくれているのがわかります。公式サイトでは白餡と求肥を「名脇役」と謙虚に紹介していましたが、全てが主役といっても過言ではないでしょう。今回購入したものは全て美味しくいただきましたが、私のNo.1は温州みかんでした。個人的には桃やマスクメロンより甘く、なおかつ白餡の味もしっかり感じることができて非常に大満足でした。お店が夜10時までやっているので仕事帰りに立ち寄ることができるのも嬉しいです。
覚王山 フルーツ大福 弁才天の店舗一覧
愛知県名古屋市にある覚王山本店をはじめ、全国に70店舗以上。
詳細情報では六本木店の情報を掲載しております。
その他の店舗については公式サイトをご覧ください。
覚王山 フルーツ大福 弁才天の詳細情報
名称 | 覚王山 フルーツ大福 弁才天 六本木店 |
ジャンル | 和菓子 |
問合せ | 03-6447-1153 |
予約可否 | 可 |
住所 | 〒106-0032 東京都港区六本木7丁目8番11号 |
地図 | |
交通手段 | 大江戸線、日比谷線「六本木駅」7番出口から徒歩2分 |
営業時間 | 10:00~22 :00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 無休 営業時間・定休日は変更される場合がございますのでご来店前に店舗にご確認ください |
予算 | ¥3,000~¥3,999 |
支払方法 | カード可 電子マネー可 |
駐車場 | 無 |
ホームページ | https://benzaiten-daifuku.jp/ |
その他 |