【体験記】 心地よい海・空・椰子の木に囲まれる CHILL OUT 空間「住めるホテル」。NOT A HOTEL AOSHIMA

筆者&撮影:ART-MAI (編集長/写真家シンガーソングライター)

「ひたむきに頑張るあなたへ」
ときにまっすぐなエールを、ときに心の声を代弁しながらエールを。
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体験記事の第4弾は、2022年9月28日にできたてほやほやの「住めるホテル」を体験しに宮崎に行ってきました!
ART-MAIの観点を余すことなく ”スクリーンショット(切り撮り)“していきますので、読みながら妄想旅に出たり、計画中の旅の参考にしてもらえれば幸いです。

目次

10秒歩けば砂浜にたどり着く、空港から15分の南国リゾート。
NOT A HOTEL AOSHIMA

NOT A HOTEL 誕生のきっかけ

NOT A HOTEL代表取締役CEO濱渦伸次氏がNOT A HOTELを始めようとしたきっかけは「もったいない」から始まったそうなのです。使われない建物があってもったいない。別荘も期間限定に使用してそれ以外は空き家状態ではもったいない。それでも使われていない別荘がどんどん建築されている現実。
昨今「SDGs」や「サスティナビリティ」という言葉を耳にすることは増えたが「地球のために我慢しよう」というニュアンスは持続ができないという観点から、NOT A HOTELが目指しているのは本当の意味での持続可能性だそうです。

今回宿泊させていただいた「住めるホテル」第1弾ができた宮崎青島のこの地には、廃墟のホテルがあったとのことです。建物が壊され、瓦礫が埋まって数十年空き地だったこの場所をリユースして植物を植えるところから始め、デザインをして街を創りあげた場所だそうです。

実は今回の体験が人生初の宮崎だったことも重なり、とてもワクワクする撮影&取材をしてきました!
不安定な天気でしたが、色々な顔のAoshimaを見て感じることができました。

空港につくや否やブーゲンビリアと椰子の木でお出迎え。
沖縄とはまた違う雰囲気ですが、宮崎も南国気分が楽しめそうです。

宮崎空港から車で15〜20分ほどの場所なので、今回もレンタカーを借りて向かいました。
ここもHAWAII???と思うぐらい椰子の木がとても印象的でした。

到着したときは生憎の曇り空でしたので、これが晴天ならとても気持ちよく素敵なPHOTOをもっと撮影できたのになぁと思いながらも、こればっかりは致し方ないですね(笑)

ここからは独自の目線で撮影した写真と記事で体感していただけると幸いです。

エントランス

今回宿泊した第一弾のAOSHIMAに続き、那須、石垣島、福岡、北軽井沢、みなかみとオープン予定ですが、ひとつひとつのお部屋それぞれに有名な建築家さんと造園家さんがいらして、それは素敵でおしゃれで、お部屋に入る前から心が踊ります。

スマートチェックイン

これがチェックインパッド。

こちらのホテルは、NOT A HOTELさんのアプリで空き状況を確認して公式サイトからご予約するシステムで、一般の方はオーナーさんが使用していない時に宿泊利用が可能となります。
一般予約開始は12月1日スタート。1月1日以降のご予約が取れるようになるそうです。

ご予約の際にキーが発行され、ご宿泊時はレセプションを通らずにパッドにキー番号を入力するだけでチェックインが完了し扉が開きます。チェックインを済ませると、ご自身のスマートフォンがさまざまなものへの鍵になり、玄関の扉から自分専用のクロークまでスマートフォンひとつで施錠できますし、友だちや家族にもかんたんにシェアすることができます。なんともスマートな導線が用意されていました。
贅沢な空間の使い方はもちろんですが、エントランスで人とすれ違わないことも、個人的にはスモールラグジュアリーホテルの魅力だと感じています。

今回は「CHILL」のお部屋に宿泊させて頂き、「MASTERPIECE」を特別に撮影させて頂きました。
それでは早速エントランスを通り2階のお部屋へ。

目の前に広がるリビング「CHILL」

間取り     : 1LDK
屋内面積    : 193.12㎡(+テラス264.08㎡)
宿泊可能人数  : 4名(内エキストラベッド2名)
設備      : プライベートプール、プライベートサウナ、プライベートテラス、ファイアプレイス

扉を開けると、開放感のある空間が目の前に広がります。
ベッドルームはあえてリビングルームと明確に区切らず、空間がより広く続くよう設計されているそう。

シンプルでスタイリッシュ

右には大きな一枚ガラスのWINDOWとプライベートプール+眼下に広がる一面の海。
入ったすぐ左手には暖炉。個人的にも暖炉があるお部屋は大好きなので薪をくべて点火をしました。
瞬時に温かな炎の揺らぎとパチパチと燃えゆく音色が響き渡ります。
室内の暖炉があるお部屋CHILL。まさにCHILL OUT (落ち着く)空間でした。

ベッドルーム&ワーキングスペース

ベッドの裏側にはお仕事デスクがあり、ワーケーションにもぴったりです。また、ベッドの横にiphoneを置くだけで充電ができ、ここにもスマートな機器が取り入れられていました。

夜は、プライベートビーチの向こうに見える夜景や暖炉の火を見ながら、ゆっくりと、ゆっくりと過ぎていく時間をリラックスして過ごせますよ。

プライベートプール&プライベートテラス

プールソファーの上で読書をしたり、目の前でサーファーさん達が波乗りをしているところを眺めながらこの景色を独り占めできる、なんとも贅沢な空間です。
「実はここのCHILLのお部屋が1番好きとみんな口を揃えて言っているんですよ。」とスタッフの方がおっしゃるのも納得の贅沢な空間で、今回は試泊ということで宿泊させて頂きましたが、もうこのまま住みつきたくなるほど素敵なお部屋でした。

プライベートテラスにも暖炉があり、寒くなった夜でも時間を忘れて、美味しいお酒と共に海や空を眺めながら素敵な大人時間を過ごしたり、仲間との語らいがしたくなるような空間でした。

なんとここではBBQもできます。夕食はプライベートテラスBBQ、お部屋ダイニング、レストラン「LDK」の3つから選べるそうです。今回はレストラン「LDK」を体験してきましたので、テラスやお部屋でのお食事をご希望の方はご宿泊される際にフロントにご確認ください。

「整う」時間をつくれるサウナ

ヒノキのお風呂に、水風呂とサウナ。
創業70年のフィンランドのメーカーハルビアが設備されていました。サウナの温度調整など各種IoT機器(スマートスピーカー、テレビやスマートロック、電動カーテン、空調や湿度、床暖房など)も統合システムにより一元管理されていました。

バスルームからも外が眺められ、大きな木枠窓を解放すると外にいるかのような感覚です。
ヒノキの香りがまるで森林浴をしているかのようにリラックスさせてくれ、サウナと水風呂は自分のペースで繰り返し使うことができるので、身体の芯から温まり、こころとからだが整う時間が過ごせました。

昨今のサウナブームで富士山や富士五湖などでもサウナ施設が増えていますが、プライベートな空間で人の目を気にせず好きな時間に好きなだけ独り占めできる空間があるなんて夢のようですよね。

続けて、こだわり抜かれた室内の設備やアメニティを紹介していきますね。

アメニティ

NOWHAW、Aesop、MARVIS とシンプルで高級な大人気ブランドの製品がずらりと揃っていました。
MARVISの 1人用のこの木箱が可愛くてたまらない!
プライベートテラス用の履物もシンプルで使い心地よかったです。

羽織ものも用意がありました。タオルや小物も綺麗で素敵なものばかり。
まるでブティックにいるかのようなクローゼットでした。

洗濯機はドイツ製、ミーレのランドリーが設置されていました。
お洋服を長く大切に着用できるように洗いながらケアができる衣類への優しさと、機器も長く使えるように設計することで環境への優しさを両立した製品です。
家電選びにもこだわり抜かれていて、丁寧な時間を過ごすことができる素敵なお部屋です。

キッチンにある陶器もすべてシンプルで且つ温もりがあり、ナチュラルな色合いのものが綺麗に揃っていました。カラトリーや食器にあわせた収納木箱を特注して職人さんに作っていただいているそうで、細部までこだわり抜かれたこの美しさにカメラマンとして胸が高まりました。

食洗機もドイツ製、こちらはプレミアムブランドのMiele が備えつけてありました。

ワインはもちろんドリンクも豊富に用意されていました。

そしてこのミネラルウォーター。
なんと2018年に「英国王室御用達」に認定されたHILDONのお水です。
ミネラルウォーターとしては、唯一「ロイヤルワラント」を与えられたプレミアムウォーター。
バッキンガム宮殿やケンジントン宮殿、さらには女王が赴く先(ロイヤル・アルバート・ホール、ロイヤル・オペラ・ハウス等)にもHILDONを常備していたそう。
瓶フェチでもあるわたしはこのHILDONの炭酸水がとてもお気に入りです。

購入できるアイテム

こちらは現地で購入できるアイテムです。アロマオイルやリップや他化粧品セットもありました。
すべてが素敵で可愛いものばかりで、SNS用に撮影したくなること間違いなしです^^

メインダイニング「LDK」

お部屋から徒歩1分ほどのところにあるメインダイニング「LDK」。
海が目の前にあり、風を感じられるレストランです。
ここは宿泊されていない方もご利用でき、常に活気に溢れていました。

LDK(エルディーケー)の詳細情報

テラス側にもお席があります。わたしは時間を見つけてはここのテラスでCAFEを楽しみ、海と空と椰子の木を堪能しながらワーケーションをしていました。
テラス好きな方にはとてもおすすめです!居心地がよすぎました。

朝食

波の音を聴きながら、朝から栄養バランスの取れたからだに優しい小鉢の朝食をいただきました。写真の食事とお魚の煮付けの小鉢とお味噌汁がついてきました。
小鉢もひとつひとつ全てが美味でした。たらこはものすごくキメの細かいつぶのたらこで、味付けも塩からすぎず、ここ最近で食べた中で1番からだに優しそうないい塩梅でした。
お米が驚くほど美味しくて話を聞くと、ふっくら炊き上げるために職人さんにオーダーメイドしてもらった土鍋だそうです。

からだとこころと対話ができそうなぐらい整えることができるお食事でした。

昼食

大好きなカルパッチョ。
鯛のカルパッチョは酸味とレモンとバジルのおソースとすこしほろ苦いカイワレ大根とかなりの相性でペロリと平らげました。

そしてこのベーコンのカルボナーラ。
細麺のモチモチ生麺にカルボナーラの濃厚なクリームが絡みあい、絶品でした!
メニューの写真で見た感じ少し多くて残してしまったらいやだな。。と少なめをお願いしたのですが、これが本当に美味で、この濃厚さがたまらなく、少なめにしたことを後悔しました。笑
美味しすぎるランチご馳走様でした。スタッフのみなさまも笑顔でとても心地よい空間でした。

BBQなども楽しめるフリースペース

ここのフリースペース横にはBBQなども楽しめるスペースがあり、結婚式の2次会などでも使用されているそうです。
ちょうど取材、試泊させて頂いたときも結婚式の2次会のパーティーをされている方がいて、開放感があるので、みなさんリラックスされていて笑顔もナチュラルで素敵だったのが印象的です。

この後の周辺情報でも少し触れていますが、ここから5分ぐらいのところにある宮崎と言えばココ! という定番の観光名所「青島神社」は、神話に登場する山幸彦と豊玉姫のロマンスの地の由来となった場所で、現在は縁結びの神様として知られているようです。これから2次会をされる方は、ぜひ調べてみてください!

特別に撮影させていただいお部屋
MASTERPIECE

間取り     : 2LDK
屋内面積    : 206.66㎡(+テラス560.72㎡)
宿泊可能人数  : 8名(内エキストラベッド2名)
設備      : プライベートプール、プライベートサウナ、プライベートテラス、ファイアプレイス

敷地内で唯一、1棟で独立した建築の青島の家は、大堀伸さんが設計され、屋内面積200㎡に加えテラスが560㎡と最大規模のお部屋です。ロフト付きのゲストルームを備えていて、最大8名まで宿泊可能です。海に面したテラスを中心に、BBQや焚き火を楽しめるので、仲の良い友達家族と一緒に宿泊するのもいいですね!

こちらに足を踏み入れた瞬間に広がるこの贅沢で解放感のある空間。
プライベートテラスとプールが広すぎて圧巻でした。

個人的な私感ですが、ラグジュアリーな品が漂う中にどこか落ち着けるカジュアルな雰囲気があり、大きく開かれたリビングや窓、プライベートプールのあるテラスから見る景色、…… 完全なるプライベート空間がそこにありました。
建築物やデザインをまじまじと見つめ、創りの余白や家具の配置、隅から隅までこだわりを感じ、もう言葉では表せないほど素敵な空間でしたので、ぜひ写真で一緒に体感してください。

宮崎はサーフィンのメッカ。SURFボードがオブジェになっていてとても可愛く、ここのお部屋からは直接海に出られるプライベート出入り口があります。サーフィンされる方は羨む場所だと思います。

ベッドルーム

ここのBedroomは大きな窓に囲まれていて、海、プールをみながら癒されながら眠れます。

いかがでしたか?
それはそれは贅沢な空間でした。わたしもオーナーになりたいと切実に願います(笑)

各お部屋のタイプにより設備が異なることがありますので、宿泊される際は事前にご確認ください。

周辺の観光スポット

鬼の洗濯岩

ホテルから5分も歩くと、先ほど少し触れた「鬼の洗濯板」があります。
本当に奇石がたくさんあり、名前由来そのものでした。

トゥクトゥクも走ってました。
土日に行ったので、人はとても多く、みなさん休日を楽しんでいました。

AOSHIMA BEACH PARK

こんなフリースペースもありました!
音楽イベントなども開催されていて、みなさん踊ったりしながら音を楽しんでいました。

takeout のCAFEも併設されています。目の前は海なので、何時間でもゆっくりできると思います。
この近辺にも昔からあるお土産物産店や個人商店もあるので散策にもおすすめです!

7体のモアイ像

高さ5.6m 重さ1体18〜20トンのモアイ像

こちらはホテルから車で30分ほどのところにある「サンメッセ日南」です。
水平線を一望できる丘もあり、お天気の良いときは気持ちが良い場所です!
青い海と椰子の木をバックに並ぶ7体のモアイ像があるのですが、圧巻でした。

日本のモアイ修復チームが、1992年から3年かけてイースター島の倒れていた15体のモアイ(アフ・トンガリキ)を立ち上げたことをきっかけに、その奉仕と友情に対して、イースター島から初めて日本で復元することの許可がおり、世界で唯一7体のモアイ像(アフ・アキビ)を完全復刻することができたのがサンメッセ日南だそうです。

モアイの言葉の意味は、【モ】は未来、【アイ】は生きる〜未来に生きる〜だそうです。また、モアイのジンクスで、7体の像はそれぞれ左から、仕事運、健康運、恋愛運、全体運、結婚運、金運、学力運とされていて、モアイ像にタッチすると願いが叶うといわれているそうです。
いつもならそう書かれていてもあまりその通りに動かないわたしですが(笑)今回はこのモアイ像のそびえたつ姿に惹かれ、気がついた時にはタッチしている自分がいました。

今回は初宮崎だったので他にもまわりたい場所がたくさんあったのですが、弾丸だったので青島周辺スポットのみまわってきました。またいつか戻ってきたら観光してレポートしますね。

まとめ

写真をたくさん詰め込んだ「視覚で感じるレポート体験記事」如何でしたでしょうか?
第4弾となる今回は、NOT A HOTELさんの試泊で大大大満足のラグジュアリー空間を体験させていただきました。幸運なことに花火もあがっていて、綺麗な満月もみえて、いつも以上に幸せを噛み締めながら過ごした1泊2日でした。

今回は生憎のお天気だったので、お部屋の薪暖炉やテラスの暖炉でゆっくりCOFFEEと読書時間を堪能しました。晴れていたらプライベートプールを思いっきり堪能できたかなぁと夢が膨らみます。

ひとつひとつのお部屋にたくさんの想いとこだわりが詰まっていて、ひとつのお部屋の中に色々な顔をもつ空間がありますので、みなさまのこころが心地よくなるお部屋をみつけて、何度も繰り返し堪能されるのもよいと思います。どのお部屋を選んでも大満足間違いなしなので、ぜひ宿泊されてみてくださいね!

続々と建設されていくNOT A HOTEL。
今月はNOT A HOTEL 那須に試泊をさせてもらいます。今からワクワクがとまりません。
どんな表情の建築物が芸術として体現されていくのか、そしてこの感情がみなさまに伝わるように記事制作と撮影をして、またBLOGや動画、ラジオなどでお伝えしていきます。

いつもこうして記事を読んで頂きありがとうございます。
「読んでるよ!」「泊まりに行きました!」「写真もとても好き」というみなさまからのお声が私の励みになっています。
みなさまの笑顔になれることでお役にたてることがわたしの幸せでもあります。
これからもたくさんのワクワクを共有できるよう、国内・外のラグジュアリーな場所を体験し、発信していきます。

みなさまに愛を込めて。
ART-MAIより。

all photos are taken by ART-MAI

筆者: ART-MAI

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